北海道 慌てないために介護をシュミレーションする - ワントップパートナー 札幌白石店　　株式会社フォーディー

高齢者はある日突然、動けなくなった、認知症になったりして介護が必要になるわけではありません。

たいていは何か予兆があったり、言動や行動に違和感を感じたりした小さな変化が少しずつ目につくことが多くなって、数か月会わないうちに「えっ！？どうして？」と慌ててしまうことが殆どだとは思います。

このような状況に陥って慌てないためにも、定期的に連絡を取ったり、身近にいる親族や知人に言語以外にも行動面で気になることはないか話を聴いておくことを心掛けておくのも良いでしょう。
そうしておけば、慌てることも最小限で済むとも思います。

それでは、高齢者の身の回りにいる人がどのタイミングでそれを意識しておけば良いか？ですが、

・75歳前後からは今まで通りの在宅での生活に支障が出てくる時期なので、今後の生活について話し合いをしてみるのも良いと思います。在宅での介護を検討していくことを進めながら、事前にイメージを掴んでおく上では近隣の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を見学しておくのも良いとは思います。

・高齢者によくあるのは、知らないうちに身体能力が低下し家の中の段差などで足をひねったり、転倒したりすることです。重度の介護に移行することが多いのが、転倒した際に大腿骨頭部を骨折し寝たきりにケースです。このような状況を事前に防ぐ上でも、歩行状態の変化が見られたら、自宅に手すりをつけたり杖などを予め使用を勧めることで本人にも現実的な点を意識してもらうきっかけになると思います。

・日ごろからの会話で直近の出来事や高齢者の好きな話題を取り上げてみてどれだけ反応してもらえるかを意識してみましょう。話をごまかしたり濁す、話を早く終わらせたりしようとするするのは、話題を認識していない可能性もあります。会話のやりとりに違和感を感じたのであれば要注意なのかもしれません。

介護を受ける側、家族にとっても、予期せず介護が必要な状態に突然陥いると、不安、焦り、失敗など負の循環となる可能性も高いとは思います。特に、日本人の多くは変化に対してのストレス耐性は高くはないことや、最近では家族以外の人との関りも薄れていることで問題を抱え込んでしまい、全てが後手に回り大変な思いをされる方も多くみられるのが現状です。

このような状況に陥らないためにも、「年を重ね介護が必要になるのは自然なことであり、いつかは必ず誰にでも訪れること」と受け止め、あらかじめシュミレーションして考えておくことで適切な対応や相談ができると思います。


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